風邪の対処方法

風邪の対処法

ここでは、どのようにウイルス感染に対応するのかをお話しします。それは、風邪を引いたかなぁと感じた時に、直ぐに対処するということです。


皆さんも、風邪の引きはじめに背中がゾクゾクしたり、首の辺りがスウスウしたり、喉や鼻の奥が痛かったりということを経験したことがあると思います。

その時に、直ぐに対処すれば大事にいたりません。その殆は、漢方薬を1回飲むだけで快方に向かいます。


これは「インフルエンザウイルス」でも「新型コロナウイルス」でも、その対処法は同じですので、今回、紹介する方法を上手く生活に取り入れてみてください。

対処 ①「風邪を引きそうな時」

背中がゾクゾクしたり、首の辺りがスウスウしたり、喉が痛かったり、風邪を引きそうだなと感じた時には、「葛根湯」、「麻黄湯」、「桂枝湯」、「荊防敗毒散」などの漢方薬が有効です。


これらの漢方薬なら、近所のドラッグストアーや薬局で揃えることができると思いますので、常備薬として揃えておくと良いです。


症状別の漢方薬の選別

◉脇の下に自然発汗があり、悪寒、 発熱がある時には「桂枝湯」


◉脇の下に自然 発汗がなく悪寒、発熱、咳、鼻づまり などの症状がある時には「麻黄湯」


◉その中間くらいの症状には、「葛根湯」がよいです。どちらか分からなければ、葛根湯を飲まれるとよいです。


◉喉に痛みがある時は、「荊防敗毒散」を、うがいをしながら飲まれるとよいです。私の場合、これにプロポリススプレーを合わせて使います。

この中の漢方薬を1〜2種類を準備しておければ、新型コロナウイルスでもインフルエンザでも対応できると思います。


ちょうど、先月末に、喉と鼻の奥が腫れだしましたので、その時は、「麻黄湯」と「プロポリススプレー」を使って対処したところ、2〜3日で良くなりました。

この際に、特に大切なのが、「飲むタイミング」と「お湯の温度」です。 背中がゾクゾクとしたり、引いたなと感じたら直ぐに、漢方薬に熱湯を注ぎ、熱いうちに飲むことです。そのために1〜2包を、財布かバックに入れておくと良いです。


これで身体が温まり、一汗、でれば大事に至りません。もし漢方薬を飲んでも、身体が温まらない場合には、ダウンやセーターを一枚着て、もう一杯、熱湯のみを飲みます。

また、スポーツ選手が、「麻黄湯」や「葛根湯」などを使う場合には注意が必要です。これは漢方薬に含まれる麻黄の中に、エフェドリンという成分が入っており、これがドーピング検査で引っかるためです。


同様に、「麻黄」が体質的に合わない方も使えませんので、この場合には、「桂枝湯」、「桂枝加葛根湯」、「荊防敗毒散」などで対応するとよいです。

対処法 ②「風邪を引いてしまった時 」

熱や咳の症状が出始めての2〜3日が、とても大切な期間となります。


お店では、小青龍湯、麻杏甘石湯、神秘湯、麻黄湯、葛根湯、桂麻各半湯、小柴胡湯、薏苡仁湯、香蘇散、五令散、カルシウムなどを症状に合わせて処方しますが、前述した、イベルメクチンを、この時期に飲まれても良いです。


もし症状が出ても、この時期にしっかり対処すれば大事に至りませんので、風邪を引いたら、兎に角、温かいものを食べ、薬を飲んで、布団にくるまって寝ていることです。


布団に入れば体温が上がりますので、免疫も上がります。これに薬を飲み症状がおさまるのを待ちます。すべきことは、これだけです。

そして、もし熱が出ても37〜38°くらいなら、解熱剤を使わないことです。身体は、免疫を上げるために熱を出しますので、解熱剤により熱を下げてしまうと、風邪を拗らせてしまうことがあります。


故に、1番してはいけないことは、解熱剤で熱を下げて、会社や学校に行くことです。


ここでの対処を間違えると、肺炎など、重症化へ移行しますので注意が必要です。

もし高熱がでて、どうしても解熱剤を使用しなければならない状況ならば、アセトアミノフェン系の解熱剤を使われるとよいです。


ロキソニンやボルタレンは、サイトカインや脳症を誘発する危険性が示唆されていますので、これらの薬は避けるようにしてください。

健康相談を受けていますと、痛み止め(鎮痛剤)を使っている方が多いです。特に女性の方は、頭痛や肩凝り、生理痛などにも良く鎮痛剤を使います。


この鎮痛剤とは、解熱*鎮痛剤ですので、痛みを抑えるのと同時に熱も下げます。熱を下げるということは、免疫が下がることになりますので、鎮痛剤の使い方には注意してください。

今年は、冬に向けて、再び、新型コロナウイルスの感染者が増加する可能性がありますので、今から準備されることをお勧めします。


適度に身体を動かし、身体を温め、睡眠をよく取ることで免疫を上げ、自分に合った漢方薬やサプリメントを手元に用意してください。


ありがとうございました。

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